久々に記事タイトルを「サブタイトルなし」にしてみました。サブタイトルを考えるのもこれでなかなか疲れる訳で、今後はサブタイトルがあったりなかったりと言う事になるかと思います。
本題に入る前にもうひとつ。
支那関係や鳥インフルエンザ関係を中心として、毎日膨大な情報を発信されていた「陳胡痒のWorld View」さん(拙ブログからもリンクさせていただいています)が、突如楽天ブログから削除されてしまったそうです。どうやら何らかの圧力が楽天に掛けられたようですが、詳細は不明です。表現の自由や言論の自由が憲法で保証されているはずの日本で、実際こういう「言論弾圧」が行われている事に戦慄を感じますね。まあ、楽天と言えばヤフーと同じくアッチ系ということで知られた企業ですから、まあそういう背景なのでしょうね。陳先生はそういう方面にも鋭く切り込んでらしたので。
で、現在はライブドアの方に避難されているそうですが、「米流時評」さんに寄せられたコメントを拝見すると、残念ながら情報の宝庫といえた過去ログはバックアップしていなかったとのこと。あの情報の宝庫が消えてしまったのかと思うと本当に残念なことではありますが、心機一転頑張っていただきたいと切に願う次第です。ちなみに、拙ブログのリンクも新ブログの方に変更済みです。
で、本題です。
件の四川大地震から一週間以上が過ぎた訳ですが、メンツと機密保持にこだわった中共の初動の拙さ、その後も繰り出す手のことごとくが被災者よりも中共のメンツ中心に展開された事、そして中共関係者の権力腐敗による人災の側面がクローズアップされる事により、被災者の中共への怨嗟の声はこれまでにないほど高まってきたようです。
「小学校舎倒壊は手抜きが原因」児童の遺族、市を告訴へ(読売新聞)
【都江堰(とこうえん)(中国四川省)=竹内誠一郎】四川大地震で校舎が倒壊し、児童数百人が死亡した中国四川省都江堰市・新建小の児童の親たちが「校舎倒壊は手抜き工事が原因」として、同市政府を告訴する準備を進めていることが19日分かった。
中国で横行する公共施設の手抜き工事は汚職の温床とされているが、大地震で学校校舎の倒壊が多発したことで、政府に対する親の怒りが高まっている。
同小は震災前の児童数約1000人。校舎は1990年代に建てられたが、地震で一瞬のうちに崩れた。だが、周囲のアパートなどは大きな被害がなかったことから、遺族の間で市政府の手抜き工事を追及する声が強まった。
遺族数人が中心となり、テントで暮らす数百人の遺族に告訴への参加を呼びかけている。2年生の息子を亡くした董勲(とうくん)さん(37)、苟忠琴(こうちゅうきん)さん(31)夫妻は「役人がわいろを受け取るために工事費を安く上げた結果だ」と話した。6月1日に告訴する予定で、同市市長らを相手取った刑事告訴となる可能性が高いという。
中国の学校の校舎は、簡単に崩れることから「おから工事」と呼ばれる手抜き工事の象徴となっており、今回の地震では各地で計約6900棟が倒壊した。
支那に於いて中共や軍・武装警察の関係者がこの手の汚職で利権を貪るのは、四川省に限らず日常茶飯事。無論、朕が仕事で行く広東省などでも当たり前のように横行しています。手抜き工事や袖の下などは当たり前ですからね。朕の会社の近くなどでもスーパーや商店の2階の床が抜けた!なんて話は時折耳にするくらいですから。余談ですが、軍関係者や武装警察関係者が裏でスーパーや飲食店果ては風俗店まで経営してるなんてのは極々当たり前の光景ですので、念のため。
で、これまではそれが直接大きな被害につながる事がなかったんで、権力側のしたい放題だったのでしょうけれど、今回はそれが未曾有の大被害の象徴的なものとなってしまった。これは中共や軍・武装警察関係者にとっては面白くないでしょう。こうやって公然と人民が権力側を攻撃する材料を与えてしまった訳だし、状況が状況だから弾圧する訳にも行かない。これはこれまでの中共とその取り巻きの今までの遣り方が通用しない状況が現出したという事に他なりません。土石流200人生き埋め、道路復旧150人死傷…四川大地震(読売新聞)
【北京=佐伯聡士】中国の四川大地震から1週間がたった19日、政府は地震の死者が四川省や甘粛省などすべての被災地で前日の発表より約1600人増えて3万4073人に、負傷者が24万5108人に達したと発表した。
四川省内の工場など工業分野の直接の経済損失だけで670億元(約1兆円)に上った。
新華社電は19日、交通運輸省当局者の話として、四川省の被災地で、17日以来発生した土石流に、避難民ら約200人を乗せたとみられる車両5台が相次いでのみこまれ、生き埋めになる事故があったと伝えた。
これ以外に、12日の地震発生以来、19日までに、道路復旧に当たる作業員158人が死傷したという。余震が続く中、省内21か所にできた土砂崩れダム(堰(せき)止め湖)や水力発電所について、決壊などの大規模な「二次災害」を引き続き警戒している。
19日の中央人民放送(ラジオ)によると、四川省綿竹市で同日、ダム決壊などの恐れがあるとして、約900人が避難したという。
また、避難民に対する救援物資の不足は依然として深刻。鉄道省は14万5000張りのテントを被災地に輸送したが、外務省は19日、テントが大幅に不足していることを明らかにした上で、国際社会に対し、救援物資提供の際に、テントを優先的に提供するよう呼びかけた。
一方、地震犠牲者の「全国哀悼日」の初日となった19日、地震が発生した午後2時28分(日本時間同3時28分)から3分間、全国各地で自動車や列車、艦船が一斉に警笛や汽笛を鳴らし、防空警報が鳴り響く中、国民が黙とうした。
そこに持ってきて、人民解放軍の頭数ばかり投入する割には二次災害への対策も不十分で、それが為に新たな被害者を多数発生させるような状況。中共も軍も事態をコントロールする力が不十分である事をモロに露呈させてしまいました。そもそも、陸軍なんざ工兵能力の高さがそのクオリティを測るバロメーターになるものですが、災害出動時の陸上自衛隊を比べて見ても人民解放軍にはその能力が皆無に等しいということが人民や世界の目に晒されてしまいました。
もっとも、工兵能力を人民の救助活動などには当てず、記事中にもある多数の決壊しかかったダムやチベットにある核施設の修復に集中して投入しているのかも知れませんがね。コキントーの現地入りも、実際の所は救助活動や復旧活動の為ではなく、ダムと核施設の被害状況の確認と修復に全力を挙げる(場合によっては、それどころじゃない状況になっているかも知れませんが)為ですからね、そもそも。
とはいえ、被災者はそんな事は当然知りもしなければ予想も付いていないでしょうから、目の前に突きつけられるのは「中共と軍の無能」と言うことになる訳です。
しかし、中共も軍もそんなことには全くお構いなし。だから、こういう事が起きる。「うそつき地震局は解散すべきだ」 余震予測で成都市民パニック
【成都市(中国四川省)=矢板明夫】20日午前1時ごろ、真夜中にもかかわらず、成都市の中心街は枕や布団などを抱えた人で騒然とした雰囲気に包まれた。2時間前、地元の四川テレビなどが「19日夜から20日未明にかけて、●(=さんずいに文)川付近で震度6から7の余震が発生する可能性が高い」とする同省地震局の緊急公告を放送したため、市民らはパニックに陥っていた。
●(=さんずいに文)川県は12日に起きた大地震の震源地で、成都との距離は90キロ。目抜き通りの道端では、郊外に出る車にのせてもらおうと、多くの市民が懸命に手を振る。ある中年男性は「成都は高層ビルが多過ぎるから、家族と一緒にとりあえず農村部に行こうと思っている」と興奮気味に話していた。
大きな荷物を抱えた大学生風の若い女性の5人連れは、「みんなでおしゃべりしながら広場で朝を待ちたい」。
しかし、20日昼を過ぎても大きな余震はなく、公園などで一夜を過ごした市民は「うそつきの地震局を解散すべきだ」などと不満を爆発させた。
四川大地震の直前、一部地域でカエルの大移動などの現象があったが、地震局は地震を予測できなかったとして、市民から「税金泥棒」などと厳しい批判を浴びた。名誉を挽回(ばんかい)しようと「余震のデータに基づく専門家の分析」による予測を発表した。しかし、予測が外れたことで、市民がいっそう不信感を募らせる結果を招いてしまった。
中共はメンツばかりを気にして、被災地の流言飛語の類とレベルの変わらない、大して確度も高くない地震情報をここぞとばかりに流布して、大ハズレ。まあ、警戒する事に越したことはない訳ですが、それでもここまで煽ってここまでハズレれば、まあ怒るわな。考えてみればハズレて良かったと思うんだが、ハズレればハズレたで大騒ぎするのは支那人のお約束ということで。
ま、これはまだ良いとしても、胡主席ら訪問で救出2時間中断、被災者から苦情…香港紙(読売新聞)
【香港=吉田健一】17日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストが報じたところによると、四川大地震の被災地を訪問する中国の胡錦濤・国家主席ら指導者に対し、被災者から、訪問歓迎のため救出作業が中断するなど貴重な時間の浪費につながると反発の声が出ている。
学校倒壊など甚大な被害を受けた四川省北川チャン族自治県では、胡氏が16日に訪問した際、人民解放軍兵士らが胡氏を出迎えたため、捜索・救出活動が2時間にわたって完全に中断したという。
同県の元中学教員は同紙に対し、「救助隊は学校の門付近でしか作業しなかった。胡氏に同行のメディアが気づいて、写真を撮るようにするためだ」と怒りをぶちまけた。
今そこで助けを待っている人間がいるというのに、そんなことよりもコキントーと中共のメンツを優先させてなんと2時間も作業を完全に中断するなんざ、もはや狂気の沙汰。中共がどれだけ人民の命など二の次に考えているのかを如実に表している話です。
これのみならず、中国中央TV、校舎倒壊現場の黙とうで日本隊に「演出」(読売新聞)
日本の国際緊急援助隊が活動していた北川第一中学の校舎倒壊現場では19日、中国全土で一斉に行われた黙とうに合わせ、追悼が行われたが、国営の中国中央テレビの職員が「帽子は取ったほうがいい」「そこの隊はもっと右へ」などと動きを細かく指示して“演出”を図る場面があった。
この現場には、日本隊のほか、中国人民解放軍や地元消防隊など総勢数千人が参加。同テレビの職員の合図で、一斉にがれきを掘り起こし始め、地震発生時刻の午後2時28分になると、全員が帽子を取って整然と黙とうして見せた。
日本隊の小泉崇団長は「あんな演出があるとは思いもしなかった」と目を丸くしていた。同隊には19日、「ともに救助活動を取り組んだ場所で黙とうを」と中国外務省を通じて提案があったという。
◇
【北京=河田卓司】四川大地震の犠牲者への「哀悼の日」初日の19日、捜索・救助活動を続けているロシア、韓国など海外の救助隊もそれぞれの現場で犠牲者に黙とうをささげた。
ロシア隊は都江堰(とこうえん)市で作業を続けており、これまでに1人を救出し、4人の遺体を収容した。韓国隊は什(じゅう)ホウで作業し、17人の遺体を収容した。シンガポール隊も什ホウで5人の遺体を発見している。(ホウは「方」におおざと)
まだ救助活動が完全に終わった訳でもないのに、セレモニー性を重視して現場での3分間の黙祷を強要するという中共の発想もどうかと思うのだが(その時間があったら救助活動すれば?)、その上、演出までするとはね。そりゃこんな事ばっかり繰り返されれば、現場の被災者は怒るわな。そこに埋まっている被災者よりも中共のメンツとセレモニー優先だものな。
その一方で、人民解放軍の本音はと言えば、日本の緊急援助隊は煙たい? 住民歓迎も軍は「メンツが…」(産経新聞)
日本の国際緊急援助隊は18日、「いちるの望み」(隊員)をかけ、多くの生徒、児童が下敷きになった学校の倒壊現場での捜索・救助活動を始めた。ただ、同隊への感謝の声が絶えない被災民とは異なり、人民解放軍などの反応は手放しで「歓迎」とはいかないようだ。(綿陽市北川県 野口東秀)
中国政府が日本の援助隊を真っ先に受け入れたのには、日中関係の重視や国際協調をアピールする狙いがあったが、民政省などは「反日感情」を危惧(きぐ)し受け入れに消極的だったという。
その懸念は、被災住民に関する限り払拭(ふっしょく)されたといっていい。しかし、捜索・救助活動にあたる軍などの間には複雑な感情がみられる。
捜索・救助活動を現場で統括するのは基本的に人民解放軍だ。実際、大規模な災害時に救助や物資の輸送などを行えるのは、軍や消防などをおいてほかにない。
17日、日本の援助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。それ以外にも不快感を示した救助関係者もいた。
ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」と話す。日本の援助隊に中国側が指定した被災現場は、すでに捜索を終えたか、あるいは巨大な土砂崩れで埋まり、中国側も救助などは「無理」だと判断した小学校だった。同筋は「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」ともいう。
それでも日本の援助隊が生存者を救出すれば、日中関係の改善にはプラスとなる。現場の軍関係者などによる感情の吐露は、日本から援助隊を受け入れる土壌が整っていないことを浮き彫りにしている。
これまで何度となく「支那人は何よりもメンツを重視する自己中心的な連中」と指摘してきましたが、こういう場面に於いてさえもその性向は遺憾なく発揮されているようです。結局、人民解放軍の兵士そのものは被災はしていない訳で、自分は被災していないのだから自分のメンツが立つようになれば、別に被災者がどうなったって構わない訳です。ま、これまで触れてきた通りで、これが人民解放軍や中共の本音に他ならない訳です。これで“人民解放”軍だというのですから呆れて物も言えないんですが。
ただ、支那の古典を良く読まれている方ならばピンと来ると思うのですが、支那の権力者にとって人民など権力を支える為の生け贄に過ぎないというのは古来からの伝統であって、「米流時評」さんの最新エントリー「見捨てられた死の谷・中国棄民の伝統」そのまままに、被災者すらも中共や軍のメンツの為に利用されてしまうのでしょう。
しかし、支那の歴史上において地震・洪水・飢饉・疫病などの天災に対して時の王朝(政府)が対応を誤り、王朝(政府)への人民の反感が高まった時と言うのは大抵「易姓革命」の端緒となって来ました。してみると、チベット・ウイグル大弾圧やここ数年毎年起こっていた大洪水、今年初めの猛烈な寒波、SARSや鳥インフルエンザ・手足口病の猛威などから今回の大地震とその対応の拙さに至る流れというのは、もしかしたら中共崩壊の序章なのかもしれません。
ところで、四川大地震で放射性物質がビルの下敷き、放射能漏れは否定(産経新聞/共同配信記事)
新華社電によると、中国・四川大地震の被災地を訪れている周生賢環境保護相は20日、今回の地震で計32個の放射性物質が倒壊ビルなどの下敷きとなったと述べた。このうち30個は回収、残りの2個も既に場所を特定し、安全を確保する措置を取ったという。
放射性物質の具体的種類や核施設の名前などについては明らかにしなかった。今回の地震で、放射性物質を保管した建物が破壊されたことを政府高官が認めたのは初めて。ただ、周氏は、同省内の核施設はすべて安全な状態にあると強調し、放射能漏れの可能性などは全面否定した。(共同)
新華社電という「大本営発表」ですらこの内容な訳ですから、これまでの例から考えて実際はどれだけ酷い状況であるのか、想像するに難くはありません。中共がこれらの施設に対してIAEAの査察を受け入れるというのならば別ですが、もし中共がそれを頑なに拒むようならば、状況はチェルノブイリに匹敵するほど破滅的と考えても大げさではないでしょう。ある日突然支那や朝鮮半島、果ては日本にまで「死の灰」が降ってくる可能性さえも考えた方が良さそうです。
同じく、ダムについても「大本営発表」のレベルで相当な危険が伝えられていますから、もしこれらのいくつかでもが決壊に至れば、これから先も極めて大規模な二次災害・三次災害が引き起こされる可能性は高いでしょう。そして、それが「三峡ダム」に起きたとしたら...地獄絵図ですな。
とはいえ、やはり朕が最も心配なことと言えば、これに尽きます。地質学的には更に揺れが酷かったと言われているにも関わらず、未だ一切の詳細が伝えられていないチベットの人々はどうしているのか。そして、中共が混乱に乗じてチベット族掃討に拍車を掛けていないのか。
本当に心配です。チベットが。ポチっとお願いします→人気ブログランキングへ
posted by 物欲皇帝閣下 at 22:54| 宮城

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